こんにちは、まゆゆんです。今回は、「リンゴが教えてくれたこと」を読んだのでその感想でも。
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リンゴが教えてくれたこと 木村秋則
「リンゴが教えてくれたこと」はいわずとしれた青森のリンゴ農家の木村秋則さんの本です。
といっても、木村さんが書いたわけではなく、木村さんの言葉から話しを展開するドキュメンタリーのような形式です。まゆゆんは青森の農家の人が無農薬でリンゴを作っているのは知っていましたが、詳しいことはあまり知りませんでした。
木村さんはなんとも愛嬌のある顔がいいねーくらいしかフックしていませんでした。アマゾンを眺めていたら、プライムで無料で読めたので、今回読んでみたのですが、これがヒット!思っていたのと全然違ったのでとても面白くて一気に読んでしまったよ。
想像とちがった木村さん
まゆゆんは木村さんの笑顔がとてもチャーミングでかわいいなーと思っていて、のんびりしたおじちゃんだと思ってました。ところが、全然違っていて(汗)実は若いころは「効率人間」だったそうです。
効率人間というのは、理系的というか、理屈的とかそういう感じだと思います。わかりやすいのがホリエモンとかかな?会社を育てて大きくするのは時間がかかりすぎてしまうから、手っ取り早く他者を買収して大きくしようぜ的な・・・。
子供のころから機械いじりが好きで、無線機作ったり、ラジオ作ったり、バイクいじったりという人だったようです。なるほど、そっち系でしたかー。イメージと真逆でしたよ。そのギャップにまゆゆんは惹かれましたよ。
無農薬にチャレンジするも・・・
実の両親もお嫁さんの両親もリンゴ農家というサラブレッド(笑)当然、木村さんもリンゴ農家になるわけだけど、なぜか無農薬にチャレンジしてみたくなった。きっかけは偶然買った自然農法の本だったようですが、血がさわいだんでしょうね。
ラジオの仕組みを知りたくて分解していたころのように、無農薬のしくみを知りたい、チャレンジしたいって。発明家とか研究家みたいな人なんですよね、たぶん。そして自分の農園のリンゴの木をすべて無農薬にしていく。
ここからの壮絶な話しも本当にすごかったよ。こんなに苦労していたとは。1,2年で無農薬のリンゴができたわけではないんですねー。いや、本当壮絶。よくこんな苦労を乗り越えて、成功したよね。まゆゆん、泣いてしまったよ(泣)家族の話とかね、もうウルウル。
何年も収入なしで、貧しい暮らしを送っていて、家族に迷惑をかけ続けて、それでもお父さんに無農薬でがんばってほしいという家族の皆さん。農園は草生え放題、虫飛びまくりだから他の農家からは白い目でみられ、呆れられ、挨拶もしてもらえなくなって。
子供に消しゴムも買ってあげられない貧乏暮らし。電気、水道も滞納し、両親とも絶縁状態になり、でもその絶縁状態の両親からからお情けのお米だけは届くって。ほんとに何という人生なのよ!
全ては無農薬のリンゴをつくるため!
凄いよ、ほんとうに。意地になっていたといわれていますが、ふつうの人には絶対できないもの。家族の支えも大きいでしょうねー。まゆゆんだったら、「お願いだから農薬使ってお金稼いでよ!」とか言ってしまいそう。
感動のラスト
何年たってもまったくリンゴはできない。葉は虫に食べられ木は腐り・・。10年近くたって、万策つきて命を絶とうとロープをもって山へ行って。そこではじめて気づいた「自然のおきて」。これは本当に深いよ。シンプルなんだけど本質をついているというか。
命を絶とうとしたときに気づくなんて、神様は見捨てていなかったんだよねー。よかった、よかったよ。
まゆゆん、感動したよー!まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
映画もあるんですね。どうなんでしょうね?
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